• itou naomi

堪忍袋の緒を開けはなつ

昨日がん総合相談支援センターに伺い、人工乳頭についてお伝えさせていただきました。

お話しをいろいろ伺うなかで感じる思いがありました。


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がんや病に限った事ではなく、「くるしい」とか「つらい」とか「かなしい」とか。感情というのはきっと数文字にはおさまらない。


感謝や泣き笑いのような複雑なきもち。


しっかりしなければと奮起するきもち。


ただただやり過ごしたい。何も感じたくない。というきもち。


自分でさえ自分のきもちを言葉にあらわせないとき、誰かに話すことを最初からあきらめてしまうのではないかな。


イメージとしてうかぶのは堪忍袋。


他人への我慢だけでなく、自分への我慢もほうり込めてしまう堪忍袋。知らぬ間に入りこみ緒がしまる。どんどん膨らむ。


(袋の緒を締めずに開けっ放しに出来ない?)

(袋を開けて、底も開けられないかな?鯉のぼりみたいに)

そんな考えが頭をよぎる。


「昨日足をぶつけたの」

「財布落としちゃった」

「乱暴な運転の車がいてさー」


そうやって世間話をしながら人は痛みや悲しみ怒りを手放しているのでは?知らず知らず。

ならばもし感情を言葉に出来なくても、ただ事実を誰かに話せたらどうだろう。


『昔こんな経験があってね』

『この前がんと言われたの…』


この先の言葉をしぼり出す必要もなく。けれど出てくる気持ちを止める必要もなく。


そこにアドバイスもジャッジも同情もなく。ただ事実を認めてくれるだけ。

そうしたらカラダの奥に小さな空間が出来て風が通ってほんのわずかでも軽くならないだろうか。


そんな場所を求めている方は大勢いらっしゃるんじゃないだろうか。

もしもどうしても他人に話せなければ、自分が自分を認めてあげる。それだけでも何か少し変わらないだろうか。

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がん相談支援センターの方のお話しでは、何十年間誰にも話せなかった「がん」を初めて話せてらくになれたとおっしゃる方もいらっしゃるとのこと。

そんなお話しをうかがいながらとりとめなく感じた想いでした。


堪忍袋ってどんな形でしょうね

「ひょうたんランプ」


いつもお世話になっている富山の夜カフェTea&Dining Master のマスター手作り

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